【アドバンスディレクティブとリビングウィル】意味・違いとは?看護国試過去問と具体例付き

看護基礎知識

この記事を読むメリット

・アドバンスディレクティブについて学習できる

・リビングウィルの基礎知識を深めることができる

高齢者が自身の終末期における生き方や死の迎え方

高齢者が自身の終末期における生き方や死の迎え方の意向を表示する方法としてのアドバンスディレクティブ〈事前指示〉について正しいのはどれか

1.法的な拘束力がある。

2.代理人を指名できない。

3.口頭や文書で意思表示できる。

4.財産の管理者の指定ができる。

正解は3の口頭や文書で意思表示できる、です。今回はアドバンスディレクティブの知識、およびリビングウィルの知識を深堀していきます!

アドバンスディレクティブとは

アドバンスディレクティブ=事前指示

アドバンスディレクティブとは、「将来正常な判断能力が欠如した際に、自分に行われる医療への意思表示」のことです。

事前指示と訳されていることから、意思表示をまとめた文書を「事前指示書」と言います。

Ryo
Ryo

事前指示書とは、判断能力が失われた患者からインフォームドコンセントをとる方法の一つですね。

アドバンスディレクティブには2つの分類があり、代理人指示と内容的指示があります。

・代理人指示とは

事前指示ができなくなったときに、自分に提供される医療の選択を代理人に行ってもらうことを指す

祖父
祖父

もし意思決定ができなくなったら、代理人として娘を指名する

・内容的指示とは

治療における判断を書き記し、医療者に伝わるようにすること

祖父
祖父

人工呼吸器だけはつけてほしくない。もし意識がない状態が続いたとしても、人工呼吸器はつけないでと書いておこう。

アドバンスディレクティブに記載された内容が必ず通るわけではありません。あくまで意思決定に関与するだけです。

アドバンスディレクティブやリビングウィルに共通して言えることが、「倫理原則に基づく意思決定であること」です。

医療倫理の4原則は

・自立尊重の原則

・無危害の原則

・善行の原則

・正義の原則

これに反している事前指示書では、効力を発揮しないこともあります。

例えば…

祖父
祖父

歩けなくなったら、なにもかも嫌になる。

なにも治療せず、放置しておいてほしい。それか安楽死を望む。

このような事前指示書が通るはずありません。現在の日本では安楽死は禁止されていますし、医療の提供事すべて拒む!というわけにはいきません。

また、年数の経過が著しい、医療の進歩で選択の幅が広がっているなど医療と指示書の間に差が生じることがあります。

そのため、おおまかな治療の方向性を書き綴り、細かいところは代理人を立てるなどの方法が好ましいです。

一般の方は、どんな治療法があり、オペの成功率、10年後の致死率などを正確に把握しているわけではありません。知識に差があれば、当然選択に差は生まれます。この差を埋め合わせ、できる限り患者を尊重した医療の選択ができるようにすることが、正しい医療だと考えられます。

リビングウィルとは

アドバンスディレクティブで説明した内容的指示は、「中身」の内容を指示することが重要になります。口頭であったり、文書であったりと方法は様々です。

リビングウィルとは、この内容的指示の一つで、内容を明確に文章化したものを指します。

当然、リビングウィルにも医療倫理の原則は適応されます。

もっと詳しく勉強いたい方はこちら⇩

リビングウィルをもっと詳しく勉強しよう(目次より飛べます)

まとめ

アドバンスディレクティブの中にリビングウィルがあると考えていいでしょう。看護で亜h、似た意味を持つワードが数多くあります。言葉同士、どこに違いがあるのか、なにと間違えやすいのか知ってくことは大切です。

今回取り上げた国試過去問は「どの選択肢もありそう…けど多分これ」と選んで曖昧なままの学生も多いと思います。

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