第109回看護師国家試験 解答速報 必修問題

勉強・参考書

はじめに

看護師国家試験お疲れさまでした。

このサイト下にある必修問題の解答は筆者であるRyoが解いた解答となっています。正式な正答ではないこと、以後変更の可能性は十分にあることを念頭に自己採点に活用ください。

それでは、気になっている解答はこちら⇩

午前必修問題の解答

問1…2

問2…3

問3…2

問4…1

問5…2

問6…1

問7…2

問8…1

問9…3

問10…1

問11…3

問12…2

問13…2

問14…4

問15…2

問16…4

問17…3

問18…2

問19…3

問20…2

問21…4

問22…(修正)

問23…4(修正)

問24…3

問25…1

午後必修問題の解答

問1…3

問2…3

問3…2

問4…1

問5…4

問6…4

問7…3

問8…1

問9…3

問10…2

問11…2

問12…3

問13…2

問14…2

問15…1

問16…4

問17…1

問18…2

問19…1

問20…2

問21…3

問22…2

問23…4

問24…1

問25…3

1問ずつ根拠と解説

それでは、一通り解き終えたので、解説していきます。更新するたびに解答の変更、打ち間違えも考えられます。自分の知識で足りない場合はすぐに調べて補足していく予定です!

問1…解答番号・選択肢の内容

解説・説明文

の流れで行きたいと思います。語尾がバラバラなのはご容赦ください。

午前の必修問題解説

問1…2・2位

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai18/dl/gaikyou30.pdf

↑こちらの厚労省が提示している13/54にて死亡順位2位が心疾患であることがわかる

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問2…3・免疫力の向上

消去法になります。

第105回の問題

運動習慣が身体機能に与える影響で正しいのはどれか。

  • 1. 筋肉量の減少
  • 2. 体脂肪率の増加
  • 3. 最大換気量の減少
  • 4. 基礎代謝量の増加

この正答は4です。つまり1~3は誤りとなります。今回の選択肢を見てみましょう。

1.肺活量の減少→第105回の選択肢3から消去できる

最大換気量の減少とは、肺活量の内容に含まれているためほぼ同義と考えらえるため。

2.耐糖能の低下

耐糖能とは→糖を摂取し、一定時間後に血中のグルコース濃度を測定するもの。低耐糖能の場合、血糖の制御ができていないことから、糖に関与するホルモン(インスリン)の機能が阻害、障害されているとなる。

つまり、耐糖能の低下とは、老化などにより、血糖に関与するホルモンが低下することを意味する。第105回の正解から、運動機能により代謝が更新されるため、ホルモンを含む代謝能力の向上と置き換えらえる。そのため、耐糖能が低下するとは考えにくい。

3.免疫力の向上→正解

体温が1度低下すると免疫機能は30%ほど低下すると言われている。また、風邪を引いた際に免疫機能を向上させるために人体は発熱する。その要因として、白血球の機能がもっとも効果が出るとされているのが体温が37度~37.5度(諸説あり)のためである。

運動を習慣化することは、基礎代謝能力の向上とともに、体温の上昇による免疫機能の向上が見込まれるため、正解と考えられる。

4.中性脂肪の増加→第105回選択肢2から消去できる

体脂肪とは、中性脂肪を含めた全身についた脂肪のため、同義と考えらえる。

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問3…2・40

第二号被保険者の基準とは、40歳以上65歳未満であるため。

裏付けはこちら→ https://www.nenkin.go.jp/yougo/tagyo/dai2hihokensha.html

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問4…1・手術

健康保険法第63条3項の療養の給付に関する文中に手術と含まれているためです。

裏付けはこちら→ https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=211AC0000000070#M

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問5…2・黄体形成ホルモン<LH>

第二次性徴でのホルモンの流れについて説明します。

視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモン (GnRH)が下垂体へ命令する

下垂体から性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)が分泌される

・男性では精巣へ命令が下り、男性ホルモンを分泌

・女性では卵巣へ命令が下り、女性ホルモンを分泌

→つまり、女性ホルモンにある黄体形成ホルモン(プロゲステロン)や卵胞ホルモン(エストロゲン)が正答となるため、黄体形成ホルモンが正答だと考えられます。

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問6…1・オキシトシン

オキシトシンの作用とは、主に乳汁射出作用と子宮復古の促進です。年代により記述されているか不明ですが、レビューブックの内分泌分野、図にまとめられています。

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問7…2・2.47

厚労省にて掲載されています。→ https://www.mhlw.go.jp/toukei/youran/indexyk_1_3.html

googleで検索すると上位に最新のものがあると思いますが、アドレスをはれませんでした。

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問8…1・介護者の休息

レスパイトケアとは、「在宅にてケアをしている家族に代わり、ケアを行うことで家族にリフレッシュをしていただくという家族支援型のサービスのこと」を指しているため、正答は1だと考えられます。

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問9…3・呼吸の停止

死の三兆候

・呼吸の停止

・心臓の停止

・脳機能の停止(瞳孔散大と対光反射の消失を指す)

と知っていれば、解答は3だと考えられます。

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問10…1・肩関節

球関節とは、くぼみの中に丸い形をした骨が組み込まれているものを指します。人体では4つあり、両肩関節と両股関節になります。もっとも可動域が高い関節です。

この知識があれば正答は1だと考えられます。

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問11…3・約500ml(解説を修正します)

はじめに標準体重を計算するには

男性(kg):50+0.91×(身長(cm)-152.4)
女性(kg):45.5+0.91×(身長(cm) -152.4)

で求められます。

次に1回換気量は 標準体重×6~8ml/kgで求められます。(参考はこちら→ https://www.kango-roo.com/word/11892

例えば男性の場合で考えると、身長が170センチで理想体重が約63.6キロです。

63.6kg×6~8ml=約380~510となります。

これを根拠に、最も選択肢で近いものを選ぶと正答は3と考えられます。

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問12…2・心房細動

この問題では心原性不整脈を知っていれば解答できます。心房細動とは、簡単に言えば心臓の痙攣です。痙攣することで血流が滞り、血栓ができやすくなります。左心房から全身の血液へ送る際に、作られた血栓が同時に送られてしまい、血栓が脳へ達したことにより脳塞栓症へと繋がります。そのため、正答は2だと考えられます。

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問13…2・ヘモグロビン<Hb>

WHOが貧血について基準を掲載しています。内容は、 成人男子 は13g/㎗未満、成人女性では12g/㎗未満などとあります。そのため、正答は2だと考えられます。

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問14…4・D

毒薬の表示は決まっており、「形は問わず、黒地に白枠、白文字で毒と記載する」ことです。これをもとに正答は4だと考えられます。

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問15…2・絵を参照してください

脈拍測定では、示指、中指、薬指の三本を使い、橈骨動脈を圧迫して測定します。橈骨動脈は母指側を流れているため、血管に沿った手の当て方で正しいのは2となります。そのため、正答は2だと考えられます。

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問16…4・頸部を前屈した体位をとる

頸部を前屈させることにより、気管と食堂に角度をつけることができます。この角度がつくことで、気管への食物の移動、すなわち誤嚥を予防できます。そのため、正答は4だと考えられます。

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問17…3・38~39℃

陰部は粘膜が薄く、傷つきやすいため選択肢4の温度では熱すぎます。体内の温度以上の温度をかけることはありません。最もいい温度とされているのは38~39℃のため、正答は3だと考えられます。

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問18…2・鑷子の先端を閉じた状態で取り出す。

1.先端は水平より高く保つ→この場合、消毒液をしみこませた綿球を持ってしまうと、消毒液が滅菌されている部位を汚染してしまいます。また、使用時に水平より高く保ちつつ使用できないため、汚染された消毒液が再度同じルートをたどって患者に塗布される可能性があるため、誤りだと考えられます。

2.先端閉じた状態で取り出す→正答

3.滅菌物取り扱い時は滅菌手袋を使用するため、ハサミを介すことなく、手袋の滅菌側で開けると考えられるため誤り。

4.滅菌包みは内側を滅菌されている滅菌部位と考える。開ける際は鑷子などの滅菌物か、外側を汚染部位として外側のみ手で触れて開けるため、誤りと考えられる。

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問19…3・洞調律の回復

第104回直流除細動器の使用目的はどれか

  • 1. 呼吸の促進
  • 2. 血圧の降下
  • 3. 不整脈の治療
  • 4. 意識レベルの評価

この回答は3の不整脈の治療である。不整脈には洞調律から始まる刺激伝導系が含まれているため、過去問より正答は3だと考えられる。

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問20…2・半坐位

経鼻経管栄養法は、普段の食事と大差ありません。誤嚥予防のため(栄養剤の食道への逆流予防)30~90度の姿勢で開始します。そのため、正答は2の半坐位となります。

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問21…4・左鎖骨上窩

ウィルヒョウ転移とは、「左鎖骨上のくぼみにあるリンパ節への転移」のことを指しています。そのため、正答は4だと考えられます。

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問22…1・A(修正しました)

環行帯は「同じ場所を重ねていく」ことを指しています。4はらせん帯でした。これらより、正答は1だと考えられます。

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問23…4(修正しました)

皮下注射の手技「皮下脂肪が5㎜以上ある部位をつまみ、刺入角度を30度以下にした状態、ゲージは23~27ゲージを使用する」です。そのため、正答は4となると考えられます。

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問24…3・好中球

炎症の内容により反応する速度は異なります。急性の炎症では好中球、慢性の炎症ではリンパ球やマクロファージなどがあげられます。この理論に基づくと、正答は3の好中球だと考えらえます。ただし、内容によってはマクロファージが初めに抗原に対して反応することもあり、正直自信がありません。

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問25…1・腰痛

こちらに平成28年の有訴者率が記載されています。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/04.pdf

午後の必修問題解説

問1…3・87年

年代によって多少差はありますが、一番近いものを選べば大丈夫だと思います。

根拠となるのは厚労省→ https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life10/01.html

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問2…3・30%

またまた厚労省に記載されています。→ http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd090000.html

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問3…2・アスベスト

じん肺とは、 粉塵や微粒子などを長期間吸引したことで起こる肺疾患 のことを指します。有名な原因物質として、アスベストがあるので、正答は2だと考えられます。

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問4…1・医療保険

国民皆保険制度とは、そもそも「国民が全員何らかの医療保険に所属して、お互いの医療費を支えあおう」という制度のことです。この前提を知っていれば、正答が1だと考えられます。

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問5…4・業務上知り得た人の秘密を漏らさない

保健師助産師看護師法には、守秘義務のほかに、名称独占や業務独占、籍の登録などについて記されています。そのため、正答は4だと考えられます。

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問6…4・同一性対同一性混乱

エリクソンが分類した青年期とは「12~18歳程度で、アイデンティティーの確立をする時期」のことを指しています。アイデンティティーとは、日本語訳で同一性をさすため、正答は4だと考えられます。

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問7…3・腹式呼吸

小児から成人へ移行する際の呼吸方法は、乳幼児期が腹式呼吸、幼児期は腹式呼吸に胸式呼吸が加わります。学童期以降は胸式呼吸が主となります。そのため、乳児期は腹式呼吸なので、正答は3だと考えられます。

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問8…1・血管抵抗の増大

老化すると、各臓器が委縮し、機能が低下していきます。その補助のために、心臓血管系は肥大や拡張を続けていきます。高齢者になると高血圧保有者が多くなるのはこのような老化による心臓血管系の拡大によるものもあります。血圧は血管抵抗と心拍出量により算出されるので、根拠の裏付けになります。これらより、正答は1だと考えられます。

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問9…3・老年人口

総務省より20年ほどのデータがまとめられています。

こちら→ https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1211.html

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問10…2・19

診療所をはじめとした、用語の解説はこちら→ https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/08/dl/02.pdf

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問11…2・水分

小腸の主な役割は栄養の吸収ですが、大腸の主な役割は水分調整です。便を固くしたり、粘液を出すことでスムーズな便の移動を補助しています。そのため、ほかの選択肢は小腸の役割ですから、正答は2だと考えられます。

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問12…3・顔面の知覚

よく聞く三叉神経痛で解説します。三叉神経痛とは三叉神経がある部位を血管などで圧迫することによって起きています。三叉神経は顔面の知覚、主に口の中や歯肉などの感覚を伝える役割を持っています。そのため、正答は3だと考えられます。

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問13…2・リパーゼ

この問題では、すい臓の役割の知識が求められています。すい臓では、脂肪分解にリパーゼ、たんぱく質分解にトリプシン、糖質分解にアミラーゼなどが分泌されています。今回は脂肪について聞かれているので、正答はすい臓からでているリパーゼのため2だと考えられます。

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問14…2・糖尿病

そもそもケトン体とは、エネルギー不足の際に糖の代わりに脂肪を分解する過程で生まれる副産物となります。糖尿病では、インスリン(血糖値を下げる)がうまく働かないために起こっている疾患です。血糖値が下がらないということは、それだけエネルギーとして利用できていない糖が多いということになります。そうなると、脂肪をエネルギー源として活動するため、ケトン体が大量に産生されていく形になります。これらより、正答は2と考えられます。

問15…1・低カリウム血症

嘔吐や下痢が長引くことで体内から塩酸が除去されると、体はアルカローシスへと傾きます。体内がアルカローシス、および体液量減少が起こると、アルドステロン刺激が誘発されます。アルドステロンの効果の一つにカリウムの排泄とナトリウムの吸収促進があるため、結果として細胞内に蓄えられていたカリウムが体外へ排出されます。そのため、低カリウム血症になります。よって、正答は1だと考えられます。

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問16…4・グラスゴー・コーマ・スケール<GCS>

意識レベルの代表的な評価方法はJCSとGCSです。

ボルグは運動強度

フェイスは疼痛評価

ブリストルは便の評価となります。

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問17…1・尊重されたい

1.尊重されたい→他人からどう見られたいか、なので承認の欲求

2.休息をとりたい→生理的欲求

3.他人と関わりたい→所属と愛の欲求

4.自分の力を発揮したい→自己実現の欲求

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問18…2・1回の換気量が増加する

過呼吸とは、何らかの原因により体内の二酸化炭素が減少することで、元にもどそうと普段以上の過換気を起こしてしまうものを指します。そのため、普段より呼吸が早く、必要以上に換気活動をしてしまうため、動脈血酸素分圧の上昇が起きます。これらより、正答は2だと考えられます。

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問19…1・否定的感情の表出を受けとめる

第100回患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。

  • 1. 否定的感情の表出を受けとめる。
  • 2. 正確に伝えるために専門用語を多く使う。
  • 3. 会話の量と信頼関係の深まりとは比例する。
  • 4. 患者の表情よりも言語による表現を重視する。

第100回にほとんど同じ問題が出されていました。正答は1でしたので、今回の正答は1の否定的感情の表出を受けとめるとなると考えられます。

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問20…2・末梢血管が拡張する

入浴により表面の皮膚が温められると、血管は拡張します。体内にこもる熱を排出する際に人間は血管を拡張して体積を増やし、温度を下げようとします。その働きを利用して、血管の拡張が行われています。よって、正答は2だと考えられます。

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問21…3・唾液

標準予防策の原則は「 汗を除くすべての血液、体液、分泌物、損傷のある皮膚・粘膜は感染性病原体を含む可能性がある」と考えることです。この原則に当てはめると、唾液は分泌物に当てはまっているので、正答は3だと考えられます。

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問22…2・2~6℃

赤血球は、温度が高いと代謝が亢進するため、輸液するまでにエネルギーを維持できず、変形や機能消失が起こる可能性があります。逆にマイナスの温度で保存すると、投与する際に常温に戻すことで使用時に溶血してしまいます。これらから、赤血球製剤を保存する際は冷蔵庫ほどの温度である2~6℃が最適といわれています。よって、正答は2と考えられます。

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問23…4・無尿

尿量による用語の分類の確認です。無尿は100ml以下/日、乏尿は400ml以下/日、希尿は一日の尿の回数が少ないこと、頻尿は一日の尿の回数が多いこと。回数から尿量は判断できないため、希尿と頻尿は除外されます。これらの定義より、正答は4だと考えられます。

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問24…1・踵骨部

褥瘡の好発部位とは、その姿勢をとっている最中に、骨突出部位に圧力が集中している部位を指します。仰臥位では踵骨部のほかに、後頭部、仙骨部、肩甲骨部、肘関節部が当てはまります。大転子部は側臥位の際に好発部位となります。

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問25…3・22G

ゲージ(G)は数値が小さいほど太く、数値が大きいほど細くなります。静脈血に使用する場合は21~23ゲージが使用されます。

まとめ

必修問題を50問すべて解説してみましたが、誤りがあるかもしれません。このブログでは看護学生、新人看護師へ向けたブログを中心に制作していく予定です。よければブックマークをお願いします。

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