【高次脳機能障害】ブローカ失語とウェルニッケ失語とは?比較して覚えよう

疾患・応用知識

この記事を読むメリット

・2つの失語症について違いを勉強できる

・高次脳機能障害について簡単に学べる

高次脳機能障害とは

高次脳機能障害とはなんですか?と聞かれて「〇〇です!」と適切に答えられる看護学生・新人看護師は意外と多くはないでしょう。

高次脳機能障害とは

何らかの原因による脳の損傷で、言語、思考など知的機能に障害がある状態

見た目からは高次脳機能障害はとても分かりにくく、年齢や性格によっては本人も気づいていないことがあります。この記事では、高次脳機能障害で特徴的な2つの失語症に焦点を当てて一緒に勉強していきましょう。国試でもおなじみですよ!

脳関連で、12対の神経について勉強したい方はこちら⇩

ブローカ失語、ウェルニッケ失語について

高次脳機能障害といえば「ブローカ失語」と「ウェルニッケ失語」です。

なぜこのような名前がついているのかというと、ブローカ野(運動性言語中枢)、ウェルニッケ野(感覚性言語中枢)から名前がついています。

そのため、ブローカ失語は別名:皮質性運動性失語症。ウェルニッケ失語は別名:皮質性感覚性失語と言われています。

そんな二つの何がややこしいのかといえば、「脳」の勉強が一番難しいという点です。

もし脳をしっかりと勉強している学生がいたら「名前も場所もわかるし、そこが司るものもわかってるから暗記しなくていい」と思うでしょう。ですが、脳は極めて難しく、現代社会でも脳の機能が100%わかっているわけではありません。

そこで、国試に受かるよう、最低限知識を付けて臨床で使えるように一緒に症状や特徴を覚えていきましょう!

自宅にいながらピルを処方!最短24時間以内にお手元に。

失語症状の特徴を比較しよう

ブローカ失語:【ブ】

ウェルニッケ失語:【ウ】

と書いていきます。下に言葉の解説もつけていきます。

流暢に話せないのが【ブ】、話せるのが【ウ】

電文体発語が【ブ】、新造語が【ウ】

言語理解できるのが【ブ】、できないのが【ウ】

喚語困難なのが【ブ】、錯語が多いのが【ウ】

・流暢(りゅうちょう):すらすらと話すこと

・電文体発語:助詞や接続詞が抜けた状態

➡例:「ごはん、たべた、つかれた、ねる」

・新造語:存在しない言葉に置き換わること

・喚語:言葉を思い出せない状態

➡例:扉:「ドアノブをねじって、開けて人が通るところ」

・錯語:言葉のすべて、または一部が誤って発音してしまうこと

➡例:さんぽを「さいぽ」と言ってしまう

語呂合わせを覚えよう

どちらの失語が、どの部位の損傷で、中枢はどこなのか、まとめて覚えていきましょう!

言葉1では 234 エル56789

1:言語中枢

2:運動性失語

3:ブローカ失語

4:感覚性失語

5:ウェルニッケ失語

6:前頭葉

7:ブローカ中枢

8:ウェルニッケ中枢

9:側頭葉

失語症の看護(要点)

当たり前のようで意識しにくい看護となるので、接する前に一度「この言葉は適切なのか、行動は適切なのか」を考えてから訪室しましょう。

それでは、看護の要点はこちら⇩

・ブローカ失語にはクローズドクエスチョン(はいかいいえで答えらえる質問)

・ウェルニッケ失語にはイラストやジェスチャーを使用する

・回復に時間がかかることを患者自身、およびその家族に理解していただく

・患者に対し肯定的な態度を示す(間違いの指摘や怒るなどNG)

・できたこと、わかったことを一緒に喜ぶ

・一度に複数の会話を投げかけないよう、話す流れを決めておく

まとめ

失語は、重篤な疾患とは違うため、看護実習で受け持ちやすい症状になると思います。どのような患者で、どんなニーズを持っていて、どんな看護計画が実践・達成できるのかを吟味することを忘れないでください。

脳神経つながりで、こちらも勉強しませんか?⇩

以上!

タイトルとURLをコピーしました