【104回午前17問】医薬品に関する禁忌を示す 診断書や添付文書とは?簡単解説します!

看護基礎知識

この記事を読むメリット

・処方箋、診断書、看護記録、添付文書の概要について学習できる

104回午前17問

医薬品に関する禁忌を示すことが定められているのはどれか

1.処方箋

2.診断書

3.看護記録

4.添付文書

正解は4の添付文書です。今回はこれらの選択肢についてあやふやな知識・知らない状態の方へ、簡単に解説してきます。一緒に勉強していきましょう。

処方箋とは

処方箋が一番なじみがある言葉ではないでしょうか?

どういったときに出されるのかというと、大半の人は病院へ受診した時ですよね。処方箋とは「薬との交換券」と覚えましょう。

処方箋について簡単にまとめていきます⇩

・医師が記載する

・文書として記録が残る

・有効期限は4日間

詳しく解説していきます。

・医師が記載する

はい、処方箋は医師のみが記載する形をとっています。大きな理由としては「医薬分業」という考え方から来ていますよ。

Ryo
Ryo

医薬分業=医師と薬剤師の仕事内容を切り分けることです。薬の処方を医師が行い、調剤を薬剤師が行う、このような専門分野に特化した仕事内容の分離を医薬分業といいます。

・文書として記録が残る

そもそも、処方箋に記載する内容は決まっています。

・保険者番号

・氏名、生年月日、性別

・処方箋を出した医師の名前、医療機関と連絡先

・薬に関する情報(使用回数や量など)

・ジェネリック医薬品への変更の有無

・分割調剤の回数

処方箋には「患者の疾患名の記載」はありません。

そのため、処方箋を提出した際に、薬剤師より「のどの痛みですか?」など軽い質問があるケースも考えられます。これは症状と薬剤が一致しているのか確認するためなので、答えましょう。

・有効期限は四日間

原則として、発行日を含めて四日間になります。例えば土曜日に発行された場合は、火曜日までに処方箋をもって近くの処方箋受付がある薬局へ伺ってください。

注意点として、「日曜日や祝日」も関係なく有効期限は来てしまいます

そこで!使える方法が一つあります。

処方箋を受付し、後日受け取る方法」です。受診日から4日間時間が空けられない場合は、処方箋の発行日を遅らせることができます。引換券をもらい、都合がつく日に再度受け取りに向かってください。

ただし、疾患によっては数日間で症状が変わることも考えられます。必ず受診した医師と相談ののち引換券の発行をお願いしましょう。

処方箋が四日間しか期限がないのも、症状の変更により処方箋に記載されている使用方法で合わない可能性が出てくるからです。

診断書とは

処方箋と同じく診断書は「医師のみ」が記載することができます。

処方箋は薬剤との交換券でしたが、診断書は様々なものとの交換に必要になってきます。

下にまとめました⇩

・会社に提出することで、欠勤や休職を受けられる

・福祉制度を利用する際に必要となる

・保険を利用する際に必要となる

詳しく解説していきます。

・会社に提出することで、欠勤や休職を受けられる

例えば、うつ病や事故による一時的な身体障害により仕事を休職しなければならないとき、会社に提出することで休職することができます。一定期間の休養が必要な方がよくつかわれます。

診断書には「〇月〇日から〇月〇日までの△日間の休養を要する」といったように明確に期間を定められており、その期間をもとに会社と相談して休職する期間を決めていきます。

Ryo
Ryo

休職中に出る傷病手当金という制度がありますが、こちらには別の書類が必要になります。診断書だけではなく、傷病手当金支給請求書のような書類が必要となります。

利用したい方は、会社か、所属する健康保険組合などに連絡することで用紙をもらえることもあります。

自分で用意する場合も、ネットに申請用紙はあるので、自分で印刷して医師に記入してもらいましょう。

僕も実際に使用したことがありますよ。

・福祉制度を利用する際に必要となる

国や自治体に提出する書類として診断書が必要な場合があります。診断書は各利用制度により書式や用紙が異なる場合があるので、使用する場合は事前に下調べをしておきましょう。

主に利用する制度はこちら⇩

障碍者手帳:障碍者手帳は三種類ありますが、そのうち精神と身体において必要になります。

障害年金:障害や疾患により生活に大きく支障が出た際に必要となります

精神疾患の通院医療補助制度:通常3割かかる保険料を1割まで軽減してくれる制度です

診断書は即日発行できるものと、そうでないものがあります。

一般的には1~2週間かかります。また、有料(種類により値段は異なる:おおよそ2千~1万程度)となります。

看護記録とは

看護記録もなじみがあるのではないでしょうか?

実習ではどのような記録方式を用いていたかわかりませんが、看護業務をしたことを記録することですよね。(SOAPやゴードンなど)

看護記録とは「看護師の責任で記載する公的な患者個人の記録」(看護学大辞典より)

難しい言葉で説明しても正直頭に入ってきません。簡単に言うと、「看護師としての思考・実践・評価をまとめた記録のこと」です。

今回の問題で分かるように、よっぽど看護記録とこの選択肢で悩む!という場面はないと思います…いつもの記録ね!くらいで考えておきましょう。

添付文書とは

国試過去問では、「禁忌」を示すとあります。ただし、原則禁忌という項目は削除されました。理由としては、2019年4月より5年間かけて訂正されることになったからです。

そのため、国試ではひっかけ問題が作られる可能性が出てきました。

以下のことは確実に覚えておきましょう。ひっかけ問題をサービス問題にするチャンスですよ!⇩

・原則禁忌という表現はなし

・禁忌という項目はあり

・慎重投与という表現はなし

・特定の集団患者への投与という項目はあり

添付文書が作成と添付が義務付けられているものがあります。

それは「医薬品」と「医療機器」です。

Ryo
Ryo

化粧品や医薬部外品にも添付文書はつけられていることがありますが、義務付けられてはいません。

添付文書に記載すべき内容は適宜見直されており、その内容はとにかく項目が多いです。

例えば…

・取り扱い注意点

・名称

・警告

・用法、用量

・臨床成績

・薬物薬理

・包装

・組成、性状

などなど多いですよね…このような選択肢では消去法をおススメします。ほかの選択肢はそこまで大きな変更はないですが、添付文書は細かい&適宜更新されるため、暗記には効率が悪いです。

まとめ

今回は国試過去問の解説と、時代ごとに変化がある注意点などをまとめました。このような選択肢はとにかく暗記しかありません。診断書などはほかの知識とつなぎ合わせて覚えやすいので、勉強方法を身に着けて実践していきましょう。

勉強方法について知りたい方はこちら⇩

以上!

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