赤血球?血小板?国試で必須!

看護基礎知識

血液について

血液検査。とても苦手な人もいますよね。なぜあれほど頻回に採血をされるのでしょうか。

実は、血液の量は体重の「約8%」と言われています。例えば、体重が60キロの人だと約5リットルほどになりますね。

健康診断では、毎度毎度細い紙に意味の分からない英語や数字が並べられていることありますよね。お医者さんから「これとこれが悪いね。だから肝臓がよくないよ。」など言われることがあるかもしれません。正直素人からしたら「こんな数字の意味なんて分からねぇよ!」と思う人がほとんどでしょう。

そこで、今回は血液の成分、主な成分の内容を説明していきたいと思います。

血液の分類

はじめに、血液ってなにが入ってるの?どこまでが血液なの?という方へ向けて、血液を細かく分類していきたいと思います。

まず血液は「血球」と「血漿」の二つに分類されます。(覚えやすくするため、赤色は血球、黄色は血漿としてます。)

血液」=「血球」+「血漿

血球」とは、血液の中にある細胞を指します。イメージするなら固形ですね。

血漿」とは、血液の中にある液体成分を指します。

更に分類していきましょう。

はじめに「血球」から細かく分類していきましょう。まずは下枠を覚えていきましょう。

血球」=「赤血球」+「白血球」+「血小板

             ⇩

白血球」=「顆粒球」+「単球」+「リンパ球

        ⇩

顆粒球」=「好塩基球」+「好中球」+「好酸球

血球の中に白血球があり、白血球の中に顆粒球があり、顆粒球の中に好〇球と分類されます。そのほかには大雑把な分類はありませんので、まずはこの枠内を覚えてください。

それでは、特徴や基準値について勉強していきましょう。

赤血球とは

赤血球とは、別名「RBC」とも表記されます。血が赤いのはこの赤血球が大半を占めているからですね。よく「ヘモグロビン」と「赤血球」を同じものだと考えている方がいますが、厳密には異なります。赤血球の中にヘモグロビンがあるという認識が正しいでしょう。ヘモグロビンは、ヘム(を含む色素)とグロビン(タンパク質)という成分に分類できます。

Ryo
Ryo

ちなみに病院ではヘモグロビンのことをHb(ハーベー)、赤血球のことをローテ(ドイツ語由来で赤いという意味)またはRBCと呼ぶことがあります。

・特徴

赤血球は血液の中でもトップクラスの寿命を誇ります。なんと「120日」もの間、1つの赤血球は活動することができます。赤血球は作られる過程で脱核という過程を踏んでいるため、普通の細胞にある核が存在しません。そのため、丸や四角のような形ではなく、∞のような中央がくぼんでいる形になります。柔軟な体を手に入れる必要があるのは、毛細血管など細い道が血管には多く存在します。そこで決まった形でしか動けない赤血球がいると、詰まってしまいます。寿命が近づくにつれて赤血球本来のやわらかさは失われていきます。よって、一度壊して新しい赤血球へと作り替えていくのです。

・機能

酸素と結合し、細胞まで運ぶ役割を持っています。赤血球(ヘモグロビン)に酸素がくっついた状態を「酸化ヘモグロビン」、酸素がついていない状態を「還元ヘモグロビン」といいます。

ちなみに、自分の腕を見てください。血管は何色に見えますか?…青色ですよね。

血液は赤色で、赤血球も赤色なのにどうして見えるのは青色なの?

お答えしましょう。ずばり、酸化ヘモグロビンは赤色、還元ヘモグロビンは青色に見えるからです。

正確には、酸化ヘモグロビンは「鮮血色鮮紅色)」、還元ヘモグロビンは「暗赤色暗褐色)」となります。ヘモグロビンは鉄を含んだ色素となってます。鉄が酸化するとどうなりますか?そうです、サビのようになるので赤色ですね。では、鉄本来の色は何色でしょうか。黒や灰色に近い色ですよね。還元ヘモグロビンの時は酸化されていないので、鉄本来の色に近い色へと変化しているのです。

ここでは深堀しませんが、還元ヘモグロビンが体内で増加すると「チアノーゼ」という症状が現れるようになります。

・基準値

男性:400~550万/μl         女性:350~500万/μl

赤血球は男性と女性によって約50万/μlほど差がありますので注意してください。

血小板とは

血小板は巨核球というものの一部が切り取られて血液の中に放り出されたものなので、赤血球と同じく核はありません。とある細胞のカケラという認識で大丈夫でしょう。

・特徴

寿命は赤血球ほど長くはありません。おおよそ「7~10日」の間です。血小板の数が少ないと、出血しやすい体だと言えるでしょう。

・機能

最大の機能は何といっても止血に必要ということでしょう。

想像してください。転んでけがをしたor見たことはありますよね。いつもいつも血が出てきて、抑えているうちに段々と出てくる血の量が減っていき、最後には止まる。そしてかさぶたができてる。この流れを踏まないと、傷がいつまでたっても塞がれることはありません。

そこで登場するのが血小板です。けがしたよ!ということが分かると一瞬でけがをしている場所に集合し、みんなで塞いでくれます。こうして、小さな血小板が集まり、1つの大きな物を作り出したものを血栓(けっせん)といいます。

・基準値

 15~35万/μl

赤血球、白血球、血小板の基準値覚え方

赤血球、血小板は復習を。白血球の基準値は予習と思って確認して下さい。

赤血球

 男性:400~550万/μl         女性:350~500万/μl

血小板

     15~35万/μl

白血球

     3200~8500個/μl

覚え方はいろいろネットや教科書に書いてあると思います。個人的におすすめな方法で書いていきます。あくまでイメージになるので、大体となりますが、国家試験で教科書ごとに違う基準値のギリギリを主題することはありません。もしあれば話し合って不適切問題となるからです。

それを踏まえて大体で覚える方法がこちら

Ryo
Ryo

ズバリ!!乗り物の値段で置き換えて暗記する!!

一体どういうことなのか、解説していきます

白血球は4桁の数字が基準値になってます。どうにかして覚えたいなって時に、ママチャリ(安い自転車)の値段で考えました。「大体5千円くらいで買えるし、1万円も行かない位だよな~。」と。逆に基準値を下回る1000とか考えてみてください。流石に1000円では自転車は買えないな…となりますよね(笑)

次に血小板です。これはズバリ中古の軽自動車の値段ですね。街を見れば中古の自動車販売はよく見かけます。これが大体50万はいかないくらいの数字ででかでかと「30万円!」などと書いてありますよね。もし中古で150万円します、と書かれてたら「いや、なら新品の軽自動車買うわ!」ってなりませんか。

最後に赤血球です。これはもうちょっと高い車!ですね。新車でちょっといい車を買おうとすると500万いくかな…くらいの値段になると思います。(あくまでイメージですよ!細かいことは気にしない!)後は男性の方が50万円くらい高めの車に乗ってるとイメージしてもらえれば暗記終了です。

白血球→血小板→赤血球の順番に、自転車→中古の軽自動車→新車のちょっと高い車ですね。

あくまでイメージなので、基準値を思い出すときの指標位に考えておいてください。間違っても、基準値は覚えずに自転車の値段位!とだけ覚えないようにしてくださいね!!

価値観は人それぞれです。覚えにくいのなら別のもので置き換えて考えてみましょう。自分だけの価値観ですよ!

まとめ

今回は血液の大まかな分類と、赤血球、血小板、暗記方法を勉強しました。次回は白血球全般の勉強をしていきましょう。

基準値の覚え方は独自の覚え方になります。こんな覚え方があるよ、こっちの方が覚えやすいという方は自分に合った方法で覚えていけば大丈夫です。今後も一緒に勉強していきましょう。

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