成人と小児の滴下数 実は10秒で解ける!?

看護基礎知識

滴下数を求めるとは?

臨床ですぐに必要とされるのが点滴の滴下数問題です。国家試験でも頻出となっている滴下数問題。

小児と成人では滴下数の計算内容が異なることはご存じですか?

新人看護師として病棟で働き始めてすぐに滴下数を計算できないと「ダブルチェック」が出来ないことになり、インシデントや先輩看護師から声をかけてもらう頻度が減ってしまいます。

すぐに暗算…とまではいかなくても、ササっと計算できるようになるくらいは練習しておきましょう!!では早速式についてみていきましょう!

成人の滴下数

問題です。

第101回

点滴静脈内注射750㎖/5時間の指示があった。20滴で約1㎖の輸液セットを使用した場合、1分間の滴下数はどれか。

1.25

2.50

3.75

4.100

いきなりこんな問題が出題されたらまずどこから計算しますか?解ける人は解いてみましょう。

どこから手を付けたらいいか分からない人は、幾つか求めるための道のりはあるので、自分に合った方法で解いていきましょう。

それでは解説していきます!

すべての単位を合わせる方法

1つ目の道のりは単位をまとめてしまおう作戦です。少し大きな数値になってしまいますが、それでも大丈夫!とにかく解けない( ;∀;)という方におススメです。

まずは単位をまとめていきましょう。

まずはmlを滴にしていきます!

1ml=20滴

(文章に書かれているor成人の基準値なので書かれていなくてもこの公式は使うべし!)

750ml→750(ml)×20(滴)=15000(滴)

この15000滴を5時間かけて落としていくので、まずは一時間あたりの滴下数を求めてみましょう。

15000(滴)÷5=3000(滴)/1時間

こうなりました。ここまでの計算で、1時間で3000滴を落とす速度ということが分かりました。

では単位を合わせていきましょう。

1時間→60分

なので、

3000÷60=50(滴)/1分

となります。

つまり答えは1分間に50滴落とすたため、正解は2になります。

最後に滴数に直す方法

では続いての方法で解いてみましょう。

数値はいじらずに、まずはじめに1時間あたりの流量(ml)を計算していきます。

750(ml)÷5(時間)=150(ml)/1時間

次に時間を求める式の基準値である分になおしていきましょう。

1時間→60分

150(ml)/60分

150(ml)÷60(分)=2.5(ml)

これで1分あたり2.5ml投与すればいいことが分かりました。

最後に滴下数に直してみましょう。

2.5(ml)×20(成人の基準値)=50

よって答えは2となります。

時間を先に計算する方法

5時間を先に分に直します。

5(時間)×60(分)=300(分)

次に1分間の流量を計算していきます。

750(ml)÷300=2.5(ml)

最後に滴下数を戻すと

2.5(ml)×20=50(滴)

となるため、答えは3になります。

このように3つの方法を解説しましたが、自分の使いやすい計算方法を解きながら身に着けていくのがいいと思います。

小児の滴下数

大人の計算式を使えるようになった今なら小児はもっと簡単になります。

大人の基準値である「20滴/1ml」を「60滴/1ml」に置き換えて計算すれば簡単に答えが出るからです。

ですが、実はもっと楽な方法をご存じですか?

60滴/mlとみて何かに気づきませんか?

そうです、1時間は60分。この60という二つの数字が一緒であるため、すぐに計算式を簡単にすることが出来ます。

先ほどの大人の式を小児で計算してみましょう。

点滴静脈内注射750㎖/5時間の指示があった。60滴で約1㎖の輸液セットを使用した場合、1分間の滴下数はどれか。 (小児版に変更済み)

それでは、解いていきましょう…となりますが、750ml/5時間を基準にもうこのまま式を展開してみましょう。

750ml×60(小児基準値)÷5(時間)×60(分)

もう簡単ですよね。両辺にある60で割ってしまえば

750(滴)÷5(分)となります。

解くと150滴/1分となります。大人の式よりもずっと簡単になります。

ここまで丁寧に見てくださった方は自分なりの公式を作れていると思います。まだわからない…という方は下の式を覚えてしまいましょう。

小児の場合⇩

〇ml/△時間というときは

〇滴/△分となる

例 500ml/10時間というときは

500滴/10分となる

小児の点滴下数問題がこんなに簡単になれば、国試で出てきたらサービス問題に早変わりです!これさえ知っていれば、10秒で問題が解けてしまいます!

まとめ

小児の計算問題が出てきたらこれで皆さんも10秒で解けるようになれたと思います。自分に合った方法って意外と見つけにくく、参考書の解説も一つしか載っていないことがほとんどです。

これを機に自分の計算方法はこれだ!というものを見つけて、自信をつけていきましょう!

タイトルとURLをコピーしました