女性ホルモンとは
結論から言います!

女性ホルモン=エストロゲン(卵胞ホルモン)+プロゲステロン(黄体ホルモン)
エストロゲンやプロゲステロンなどの内分泌系は別名称や略称(例:FSHなど)があるため、関連して一緒に覚えましょう。
せっかく分かっているのに、問題文を見て混乱してしまうともったいないですよ!
※国試ではFSHなどの略称だけでは出てきませんが、参考書の解説では使われていることが多いです。わからないから調べる、という行動をしていれば自然に身につきますが、わかったふりをしているといずれアセスメントや看護計画でつまづくリスクになることも。
女性ホルモンの機序とは
内分泌で学習してきた暗記内容が活かされる勉強になります。
まだ内分泌についてよくわかっていない、確認したいという方はこちら⇩
上の記事で大まかな内分泌の場所と効力について勉強できたと思います。
それでは、女性ホルモンの流れを勉強していきましょう。
視床下部からゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)が分泌される
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下垂体前葉がGnRHを受け取り、ゴナドトロピン(FSH・LH)を分泌する
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卵巣がゴナドトロピンを受け取り、女性ホルモンを分泌する
エストロゲンは第二次性徴に作用しています。おおよそ8~9歳ごろに分泌が始まりますよ!

FSHは男性では精巣(睾丸)に作用して精子形成を促進しています!
女性ホルモン=女性にしかない・使わないではありませんよ?
エストロゲンとプロゲステロンの働き一覧
まずは下の表を見てください⇩

印刷して勉強に使いたいという方はこちら⇩
これがおおよそのエストロゲンとプロゲステロンの働きになります。難しい言葉、見慣れない言葉は自分で調べることも勉強のうちに入るので、是非してみましょう。
Ryoはざっくりとしたイメージで覚えています。参考までに見たい方はこのままスクロールを、自分で調べるぞ!という方は見ないようにいきましょう!
粘稠度(ねんちゅうど)…ネバネバ度のこと
牽糸性(けんしせい)…ネバネバの伸び具合
菲薄化(ひはくか)…うすくなること
角化(かくか)…皮膚が新しくなるサイクルの一連の流れ
まとめ
エストロゲンは上昇系が多いから基本多いと覚えよう、という覚え方はおススメしません。
今回は内分泌に限定して勉強しましたが、この知識は点でしかありません。この点の知識は妊娠のプロセスを勉強する際の基本的理解となります。
「なんでこれを覚える必要があるんだろう」「いつ使うの」「妊娠の勉強の時にまとめて覚えればいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、妊娠のプロセスは非常に多くの機能が重なってできています。
また、じっくりと時間をかけて覚えていくことで、中途半端な知識を付けるのを防止する役割も含めています。
記事を書くにあたり、最近は一回の勉強量を意識して書いていますので、焦らず復習をしながら一緒に勉強していきましょう。
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