フィンクの危機モデル【衝撃→防衛的退行→承認→適応】看護介入の例を挙げて解説!

心理・思考

この記事を読むメリット

・フィンクのモデルについて具体例を挙げているため簡単に覚えられる

・フィンクとロスの違いのため、最後にキューブラ・ロスについての解説した記事を貼ってある

障害受容のプロセスモデル構築

精神看護学を勉強していると一度は聞くフィンク(Fink,S.L.)

フィンクは脊髄損傷患者を対象とする研究から、障害受容を4つのプロセスに分類しました。今回はそんなフィンクの障害受容モデルを一緒に勉強していきましょう。

プロセスは「衝撃➡防衛的退行➡承認➡適応」となります。ひとつずつ見ていきましょう。

こちらも一緒に勉強してみませんか?⇩

衝撃

第一段階は「衝撃」です。

主な特徴はショックを受けることで、強い不安感が発生すること。また、不安感により通常とは逸脱した行為をすることです。

つまり、何らかの衝撃により混乱している状態といえるでしょう。

【看護】

・患者の自傷行為や他傷行為から守る

・患者に寄り添う姿勢を示し、第二段階へ進めるように見守る

・刺激となる言葉を用いず、あくまで傾聴の姿勢で接する

(まじかよ!俺脊損したのかよ…)

防衛的退行

第二段階は「防衛的退行」です。

退行という言葉に惑わされないようにしましょう。主な特徴は現実逃避や本来ある立場により自己を守る行為、他人を叱る・批判するなどして立場を守ろうとします。

第一段階より不安は減少し、急性期に発症していた身体症状なども落ち着いてきます。

自分の身が一番!と強く思うあまりの行動が目立ちます。患者本来の性格から多少ずれており困惑する家族も見えるので、家族まで看護の視野にいれていけるといいですね。

Ryo
Ryo

「不安が減少する=副交感神経優位に向かう=リラックス状態に近づく」なので、不安な時に出る身体症状が収まるんですよ!

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【看護】

・患者を受容する姿勢を示す

・安全・安楽を保証する・行動で示すことで信頼を築きあげる

・患者の態度をみた家族まで看護の視点にいれる

(うるせぇ!俺は上司だぞ!さっさと仕事してこい!)

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承認

第三段階は「承認」です。

主な特徴は第二段階で回避し続けた事実に、回避しきれず直面する時期になります。今まで避けていたものが襲ってくるため、不安や焦燥感にかられることになります。

【看護】

・焦らせず、現存機能の確認を行う

・現実の再認識を行う

・安全を維持しながら現存機能の活用を支援する

(やばい…このまま動けなかったらトイレも一人でいけない…やばい、どうしよう)

適応

最終段階は「適応」です。

第三段階で現実の受け入れ、残存機能の支援をしたことから、残存機能を発揮することで患者自身のアイデンティティを再認識する時期になります。また、新たな価値観を構築していく時期ともなります。

【看護】

・新たな可能性のため、視点の拡大や提案を行う

・必要な資源を提供し、アイデンティティ回復の支援をする

・価値観について傾聴する姿勢を持ち、成長を促す

俺にもこんなことができるんだ。残りの人生、〇〇をして生きていこう)

注意点

分類別に看護を提供する必要がありますが、医療従事者が焦らせたり、無理に次の段階で提供する看護へと変更しないことが大切です。

人間の心はすべてマニュアル通りに動くわけではありません。当然、過程から外れたり、戻ってもおかしくありません。

看護師として、患者が今何を思っているのか、またなぜそのような行動にでるのかという背景を理解することで、その場しのぎの看護から移り変わっていけると思います。

一つ補足します。

キューブラー・ロスの危機モデルである「死の心理プロセス」と間違えて覚えている人もいるので注意しましょう。ちなみに、死の心理プロセスは「否認➡怒り➡取引➡抑うつ➡受容」ですよ。

キューブラー・ロスと間違えやすいので注意!

ちなみに…キューブラロについてまとめた記事はこちら⇩

以上!

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