胃腸炎とは?症状・原因・治療・感染対策とは。3つの主症状があります

消火器・腎

この記事を読むメリット

・胃腸炎についての基礎知識を学べる

・感染症対策について簡単に知ることができる

胃腸炎とは

本格的に夏が到来すると、いきなり嘔吐、下痢といった症状がでて病院へ駆け込む子供が多くなってきます。胃腸炎です。

胃腸炎は子供だけではなく、もちろん大人もなります。

まずは胃腸炎の種類を見てみましょう。

胃腸炎は「感染性」と「非感染性」に分かれます。

感染性には3つ分類があり

・ウイルス性

・細菌性

・寄生虫

と分かれます。主にウイルス性と細菌性が多く、寄生虫などは少なくなってきました。ウイルスと細菌を合わせて7割近くになりますよ!

Ryo
Ryo

寄生虫には「アニサキス」や「ランブル鞭毛虫(べんもうちゅう)」などが代表的ですね。

・アニサキス→魚介類を生で食べる

ランブル鞭毛虫→汚水などを飲む

と覚えましょう。

非感染性にはストレス性やアレルギー性、薬の副作用などありますが、胃腸炎の基礎知識を勉強するなら感染性で大丈夫です。

胃腸炎は原因がそれぞれ異なっていたり、複数ある場合でも、症状や治療が変化することはほぼありません。

原因が重要ではなく、症状とそれに対する治療が重要なのでそれらを覚えていきましょう。

胃腸炎の症状とは

主症状は以下の3つです⇩

・嘔吐

・下痢

・発熱

これらのほかに、頭痛や腹痛、食欲低下など消化器症状が現れることがありますが、基本はこの3つを軸に観察していきます。

Ryo
Ryo

原因によっては発熱が低い、ない場合や

症状がでる順番などに変化があります。

基本は「突然の悪心→嘔吐→発熱→下痢」です。

胃腸炎の原因を探すために検査をする病院もありますが、僕の働いていた病院では行っていませんでした。理由は「検査に数日かかるから」です。

胃腸炎は急性期の疾患であるので、逆に言えば数日で完治します。完治後に「これが原因でしたよ!」と言われても、正直治ったからいいよ…となりかねません。

だからこそ、原因の特定ではなく、今出ている症状の対処、治療が優先されますよ!

どの疾患もそうですが、看護師に求められているのは、早期発見、早期治療です。

正直、ウイルスや細菌の名前を覚えても現場では役に立ちません。名前を覚えるよりも「とりあえず症状はこれ!この症状が出てきたら危険のサインだからすぐ報告!」と行動できる勉強の仕方にチェンジしましょう。

生理の悩みは専門家に相談!スマホでピルも処方OK!

医療WORKER★看護師さんの支持率四年連続No.1!

胃腸炎の治療とは

実は胃腸炎の治療は、症状を見てその対症療法をするほかありません。どういうことかというと…

・嘔吐、下痢→水分が不足しやすい→補水する(点滴)

・発熱→体外から冷却を促す→氷枕や冷えピタ、解熱剤

このようになります。

胃腸炎の治療として、大人の場合は整腸剤が処方される場合がありますが、これは胃腸の炎症がでているので当然ですよね。

ですが、小児の場合は異なります

小児では、嘔吐の程度をうまく伝えられない場合も多く、薬を口腔内に入れるだけで吐き気を催す場合が多いです。そのため、整腸剤を飲ませることが逆に嘔吐を促すリスクが高いため処方されない場合もあります。

発熱についても同様に、解熱剤といっても大人では錠剤、小児では座薬となるケースが多いでしょう。

もちろん年齢によって、嘔吐の程度によって変わりますね。

Ryo
Ryo

正直な話、医者の好みもあります。

「薬を出すべき派」と「薬を出さない派」がいますね。ただし、患者に最も寄り添っているのは看護師のため、患者からの訴えがある場合や、明らかに違う方法が勧められそうな場合は迷わず医師へ相談しましょう。

胃腸炎の入院目安は4日です。

入院1~2日目に絶飲食することで、胃腸への刺激を抑え、補水することで脱水を予防します。その間も嘔吐や下痢が続くかもしれませんが、「ウイルスや細菌を体外へ排出する期間」であるため、下痢止めの処方などは行いません。

入院3日目ごろになると嘔吐が収まるが下痢が続く人が大半になります。このあたりから、飲水テストを行います。少量の水を飲み、30分以内に嘔吐はある場合は再度絶飲食が多く、嘔吐が見られない場合は食事の再開が見込まれます。

もちろん、食事といっても過度な刺激は症状を再発しかねないため、少量のお茶やゼリー、おかゆといった食事になります。

Ryo
Ryo

乳製品は控えましょう。乳酸菌が胃腸にはいることで、腸内のバランスをとる役割が働きますが、これには便通の改善も含まれています。

下痢状態の患者に便通もなにもありませんし、悪化させてしまうリスクがあるため、極力控えてもらいましょう。

入院4日目ごろになると、徐々に食事摂取後の悪心(嘔気)がなくなってきます。完全に食事量を元通りにすることはありませんが、脂っぽいもの、辛い物など刺激性の食事を避けて、退院を目指します。退院後もすぐに刺激物や油の多い食事は控えましょう。

1週間後には何事もなかったかのように、日常生活が送れていますよ。

胃腸炎の感染対策とは

胃腸炎で最も注意しなければならないのが感染対策です。

主な感染経路としては

・嘔吐物による接触感染

・嘔吐物が乾燥することによる飛沫感染

・排泄物による接触感染

・患者の手や顔などに付着したウイルスや細菌による接触感染

意外と知られていないのが「嘔吐物が乾燥することによる空気中へのウイルスの分散、そしてそれが飛沫感染になること」です。

例えば、トイレで吐いた状態で放置する、次に使いたい人が流してから使用する。このように片づけを後回しにすると二次被害が発生しやすくなります。

・乾燥させない

・直接触れない

・素早く密閉させる

この3つを守ってください。

標準予防策や接触感染について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んで下さい⇩

まとめ

・胃腸炎は4日程度で治る

・脱水予防大切

・対症療法のみ

・感染対策が大事

感染対策の面から、こちらも一緒に読んでみませんか?コロナウイルスで世間が騒がしい中、まずは医療者、学生からカバーしていきましょう。

院内感染と市中感染の違いをご存じですか?⇩

以上!

タイトルとURLをコピーしました