川崎病の6大症状とは 観察項目と症状の順番【高熱・イチゴ舌・発疹・充血・リンパ節腫脹・落屑】

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川崎病とは

「川崎病」とは、原因不明の急性熱性疾患です。

いまだ原因がわかっていませんが、乳幼児に多くみられる疾患で全身の血管炎がおきます。この川崎病には、とても特徴的な6つのサインをはじめ多くの症状が出現します。

まずは川崎病と確定診断されるために必要な6つの症状について勉強していきましょう。国試でも頻回に出題されています。

Ryo
Ryo

きました!国試が大好きな6大〇〇や3大〇〇などの数値シリーズ!

確実に6つ覚えておきましょう!

6大症状を勉強しよう

川崎病の確定診断では、下記の6つの症状のうち、5つ以上or4つ+冠動脈瘤が確認できる場合です。

それでは6つの症状を見ていきましょう⇩

1:5日以上続く高熱(39度以上)

2:両側眼球結膜充血

3:イチゴ舌

4:不定形発疹

5:非化膿性頸部リンパ節腫脹

6:手掌、足底の紅斑、回復期における指先の皮膚膜様落屑

これらが6つの症状になります。これらには、おおよその順番が決まっています。それは

発熱➡両側眼球結膜充血➡発疹・イチゴ舌・紅斑➡頸部リンパ節腫脹➡膜様落屑

です。

1つずつ見ていきましょう。

・高熱

川崎病と診断されて入院という子は少ないです。

なぜなら発熱から川崎病は始まります。徐々に日を追って他症状が追加されていく形になるので、はじめは原因不明の高熱と診断されることが多いでしょう。その際、解熱剤を使用すると思いますが、川崎病の高熱には効きにくい特徴があります。

高熱には、氷枕や清拭による体温の放散を中心に看護を提供しましょう。

・両側眼球結膜充血

発症後1~2日で充血症状が現れます。

ただ、充血するからと言って目から涙が出てきたり、視点が定まらない、視界が悪くなるといった症状は起こりません。あくまで結膜の充血のみなので、そのほか気になることがあれば医師や教員へ確認しましょう。もしかしたら川崎病とは別の疾患のてがかりになることもあります。

 

 

・イチゴ舌

これぞ国試大好きワードです。イチゴ舌=川崎病と覚えましょう。ほかにもこのように単語から直接決まった疾患と結ぶ用語もあるので、その際にはしっかりと記事に書かしてもらいます!

このイチゴ舌、なかなかに厄介なことがあります。それは…

乳幼児がゆえに口をなかなか開いてくれない」です。僕が働いていたころは舌圧子を用いてみていましたが、本当にしっかりと見えるのはごく一部です。普段から参考書やネットで画像を見ておいて、しっかりとあてはまっているのか確認作業を素早く終えられるようにしましょう。

 

 

・不定形発疹・紅斑

発症から5日以内をメドに発生してきます。

主な発生部位は「体幹(腹・背中)、鼠径部臀部、膣内側など」です。麻疹と似た症状のため間違いやすいので、見るべきポイントは目と覚えておきましょう。かゆみを訴えることはないですが、気になって触ってしまう子もいます。

昨日と比べて量は?色は?反応は?見るべきポイントを押さえておきましょう。長い時間かけてみることはできませんよ?なんせ子供です。

 

 

・頸部リンパ節腫脹

頸部のリンパ節が腫脹し、軽い圧痛を伴います

ただし、好発年齢からみてもわかるように、自分の意思を表現できないこと、また高熱によりぐったりしており反応が乏しいことが現状です。圧痛で判断するのではく、左右差、リンパ節触診にてしっかりと見極めましょう。6つのうち5つの症状が出るかどうかなので、適当に見ないように!

 

 

・冠動脈瘤(りゅう)

これが超重要ポイントとなります。

川崎病は治療しなければ10~25%の確率で心臓に異常が発生します。その代表例が冠動脈瘤です。瘤=冠動脈の壁の膨らみのため、悪化すると破裂したり、血栓の生成による突然死のリスクがあります。そのため、臨床では川崎病か疑わしい段階で心エコーをとり、心臓の状態を調べています。適切な治療を受けることで血栓発生リスクは減少傾向にあり、20人に1人程度となっています。

その他の症状は?

6つの症状にはないですが、その他にも症状はあります。箇条書きにしておきます!

・BCG瘢痕の発赤

・口唇の紅潮

・食欲不振

・倦怠感

・手背・足背の硬性浮腫

などが挙げられます。こちらも看護の視点に取り入れていきましょう。実習では、ここまで見れていたら満点レベルだと思いますよ!

予後はどうなのか

川崎病は、早期受診・適切な医療により2週間以内に改善します。

・治療後8週間ほどアスピリンの内服

・定期検査(小学校入学程度まで)

この二つが主な退院後の行動になります。川崎病が治り退院した後は、通常と変わらない生活をして大丈夫です。ただし、小さいうちの再発に注意してください。再発を繰り返すと全身の血管に負荷がかかるため、動脈硬化が起こりやすくなるのでは?という見解もあります。

適切な食生活を心がけましょう。

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