一次予防・二次予防・三次予防の違い・分類とは 予防接種・具体例をみていこう

看護基礎知識

この記事を読むメリット

・1次予防~3次予防までの分類が学習できる

高齢者における肺炎の三次予防【106回午前36問】

高齢者における肺炎(pneumonia)の三次予防はどれか

1.口腔内の衛生管理

2.肺炎球菌ワクチンの接種

3.呼吸リハビリテーション

4.健康診断での胸部エックス線撮影

正解は3の呼吸リハビリテーションです。

この記事では1~3次予防についてわかりやすく解説していきます!

一次予防とは

一次予防とは、ずばり「病気の可能性を防ぐこと」です。

生活習慣病を想像すると理解しやすいと思います。

例えば、糖尿病や高血圧、肥満などになる人はどんな生活をしていますか?⇩

・運動習慣がない

・偏食、間食が多い

・喫煙

・飲酒

ストレス

ぱっと挙げてみてもこれだけありました。

このような要因に働きかけ、事前に疾患にかからないように工夫することすべてが一次予防にあてはまります。

上記した要因にあったそれぞれの一次予防を考えてみましょう!

・運動習慣がない⇨1日30分の散歩をする

・偏食、間食が多い⇨決まった時間に3食たべること。おかしを控える

・喫煙、飲酒⇨禁煙、断酒する(徐々に量を減らす)

・ストレス⇨原因を見つけ、アプローチして減らしていく

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このような一次予防をすることが健康寿命を引き延ばすことにもつながり、結果疾患率を下げることに貢献します。

人生100年時代と言われていても、毎日10以上の薬を飲み続ける、週に1度は何かしらの病院へ受診しなければいけない生活をどう思いますか?実習を行った経験がある人は生活史を聞いてどう自分の生活へ還元しますか?

年齢が上がるごとに生活習慣病のリスクは上がってきます。今から生活を見直してみてはいかがですか?

二次予防とは

二次予防とは、ずばり「早期発見&早期治療」です。

Ryo
Ryo

・なぜか体調がよくない

・最近イライラする

といったように、初期の症状は見過ごされることがあります。普段と違う体調がずっと続いている、思い当たる節がないなどの人がいますよ。

二次予防では、早期発見&早期治療が非常に重要になります。

疾患によっては病状の深刻化、手遅れになるものもあります。二次予防では、そのような患者に向けたアプローチになるので、人間ドックや定期健康診断などが当てはまります。

ただし!予防接種は「一次予防に当てはまるので注意が必要です。

早期治療という点からも考えてみましょう。

あなたは」病院へ行きました。風邪と診断され、薬を処方されました。

この時の二次予防に当てはまることは何ですか?

早期治療なので、症状が出てから受診するまでの期間が短いことが二次予防に当てはまりますよね。また、治療も含まれるので正確な服薬管理も挙げられます。

自分に置き換えて疾患のプロセスを3つにわけることが一番知識として定着しやすいです。

肺炎を例にしてみましょう。

一次予防:禁煙、断酒

二次予防:咳・痰が激しいため早期受診、入院で内服・呼吸法などにより早期治療開始

三次予防:保健指導(生活習慣の見直しを医療者と行うなど)、リハビリをし早期社会復帰を目指す

どうでしょうか?この流れを覚えておけば、他の疾患や選択肢がでてきても慌てることはありませんよ!

三次予防とは

三次予防とは、ずばり「後遺症治療&リハビリ&再発防止&社会復帰」です。

糖尿病(DM)を例にして考えてみましょう。

後遺症ですぐに思いつくのは壊死による足の切断です。片足ないし両足を切断したかたにどのようなリハビリが必要でしょうか?

普段していた運動量から比べ物にならないほど運動は疎遠になります。2足歩行していたことで保てていた筋肉量も少なくはありません。もちろん、筋肉は動かさなければ衰退していくため、リハビリが必要になります。

Ryo
Ryo

明日から両足ない生活になります。切断したら退院になりますね。

こんな病院あり得ませんよね。

後遺症として足の切断があった患者には、その後の生活にはバックアップが必須です。精神的なケア、車いす生活になるため移動のリハビリ、これ以上壊死が進行しないように生活習慣の再構築、働いている人ならどのような働き方ができるのか、残存能力の確認など看護は多岐にわたります。

このような社会復帰するまでの支援すべてが三次予防に含まれます。ここで正しい知識、認識を改めることができないと再度患者として入院してきてもおかしくありません。

生体機能の消失に合わせたQOLの低下の予防が重要になります。社会復帰までを見据えた看護全般だと覚えておきましょう。

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まとめ

一次予防から三次予防までを学習してきました。予防接種や健康診断といった具体的な例が選択肢に出る場合と、「~における〇次予防はどれか」という選択方法があります。

どちらで出題されても答えれるように、予防ごとの明確な範囲、主な選択肢を勉強してきましょう。国試過去問で十分対応できるようになりますよ!

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