セカンドオピニオンとは?アドヒアランス・リビングウィルの意味とは?看護国試過去問付き

看護基礎知識

この記事を読むメリット

・アドヒアランス、リビングウィル、セカンドオピニオンを簡単に理解できる

・インフォームド・コンセントを含むほか問題の選択肢も学習できる

アドヒアランス・リビングウィル【国試過去問】

国試の過去問から抜粋しました。

終末期に自分がどのような医療を受けたいかをあらかじめ文書で示しておくのはどれか

1.アドヒアランス

2.リビングウィル

3.セカンドオピニオン

4.インフォームド・コンセント

正解は2のリビングウィルです。この記事では、選択肢を一つずつ解説していくので、一緒に勉強しましょう。

アドヒアランスとは

アドヒアランス(adherence)とは、患者が十分に疾患に対する治療法について理解したうえで、その治療法について継続、実施することを指しています。

Ryo
Ryo

コンプライアンスという似た言葉があります。

「コンプライアンスとは、医師や薬剤師が主体となって決定された治療法を患者が守ることを指しています。」(看護roo!より)

アドヒアランスでは、患者と医療者の関係が良好であればあるほど継続性が高くなります。

友達や知り合いにお願いされるのと、いきなり知らない人からお願いされるのでは、受ける確率が変わるイメージを持つといいでしょう。

つまり、看護師の視点に立ってアドヒアランスを向上させるためには、「わかりやすい言葉、理解しやすいような説明、関係を良好に進めるための態度や表情」などが求められています。

もちろん、患者はロボットではないので、そういった些細なことから看護師を判断しています。身だしなみや言葉遣いといった治せるところは学生のうちから直しておきましょう。自分の信用を勝ちとるために、必要となりますよ!

リビングウィルとは

リビングウィル(living will)とは、疾患により遺言や治療の方法を選択する意思が残っていないときのために、事前に準備し、どのような選択肢をとってもらうのか依頼する証明書という意味です。

willは遺言や意思、livingは現存する命という意味でつかわれます。未来形のwillではないですよ!

例えば、呼吸器疾患の患者が、いずれ人工呼吸器を装着して延命する未来があるかもしれない…

そんなときに「医師や家族」に向けて「俺は精一杯生きたから、人工呼吸器はつけないでほしい。」とリビングウィルしたとします。

数年後、人工呼吸器の装着の有無を家族と医師で相談する機会が訪れたときに

「この人はこう願っていた。今はもう話せないけど、この人の意思を尊重して装着しません。」と意思表示ができます。

中には、リビングウィルがないことで家族で意見が割れてしまう可能性もあります。

人工呼吸器を例にしてみると…

人工呼吸器賛成派家族の意見

・生きれるだけ生かしてあげたい

・人工呼吸器をつけないなんて間接的に殺すようなもので嫌だ

・できる対処法はすべてしてあげたい

・まだ生きててほしい

人工呼吸器反対派家族の意見

・治療方法ではないから意味がない

・延命できるだけのお金がない

・延命するのはつらく苦しい時間がのびるだけだから反対する

Ryo
Ryo

どちらが正しくて、どちらかが間違っているとは言えません。

このような家族のいがみ合いを防ぎ、穏便に解決するためにも事前に本人の意思を伝えることが重要です。

リビングウィルは、延命治療だけではありません。例えば、死後の葬儀の方法、臓器提供の意思なども含まれています。

最近では終活という言葉があります。最後まで自分らしい人生を送りたい人が行うものですよね。この中にリビングウィルが入るのではと考えられます。

人生100年時代と言われていますが、人間いつ何が起こるかわかりません。事前に家族と話し合う時間を作ることも、自尊心を傷つけない大切な看護です。

セカンドオピニオンとは

セカンドオピニオンとは、「主治医以外の医者に意見を求めること」です。

例えば、癌が発見した直後に、医師より「摘出手術しかありません」と言われたとします。

そのままオペを了承してもいいのですが、どうもネットで調べてみると「放射線療法」というものがあるらしい…と知りました。

ですが主治医(癌を発見した医師)に放射線治療に変えてほしいといっても無理ですとはねられました。

その時、癌に特化した医師が〇〇病院にいると聞き、ネットや主治医の言葉だけでは決めれないとき、または相談したいときに〇〇病院のB医師を受診しました。

これがセカンドオピニオンです。

現代はネットが普及し、だれもが情報を手に入れやすい時代になっています。ですが、それと同時に虚偽の情報をつかむこともあります。そうした中で正しい情報を精査するために複数の医師に話を聞く、という選択肢はおススメです。

また、クリニックで風邪と診断後薬を飲んでいるのに一向に良くなる気がしない。ネットで調べたら肺炎のリスクが上がってきた。だから違う医者に意見をもらおう、というのも当てはまります。

セカンドオピニオンとは、「患者自身が納得して選択することができるように医師を訪ねること」なので、小さなことから大きなことまで幅広い定義となります。

インフォームドコンセントとは

以前書いた記事では、他の問題を解説しています。その中には、国試でよく使われる用語も解説しているので、インフォームドコンセントと一緒にこちらも勉強してみましょう。もちろん、インフォームドコンセントも下のURLに解説していますよ!⇩

まとめ

看護国試ではカタカナ用語が多く出題されます。しかも消去法を使おうとすると、知らない単語がでてくるなんてこともちらほらと。

一つずつ確実に覚えていきましょう。

インフォームドコンセントとセカンドオピニオンはつなげて覚えられるな…

リビングウィルは未来形のウィルではないけど、未来の自分や家族のためのものだ

など、自分が覚えやすいように形を変えて落とし込むことも重要になります。自分にあった勉強方法を身につけましょう。参考までにこちらをどうぞ⇩

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