ショックの5大徴候とは(5P’s)【蒼白・虚脱・冷汗・脈拍触知不能・呼吸不全】その他特徴と症状

循環器・血液

ショックとは

今回はショックについて勉強していきましょう。

突然ですが、ショックのイメージとは何ですか?と聞かれたらどう答えますか。

「顔が白くなる」

「倒れる」

「よくわからないけど緊急事態」

「いろんな種類があったと思う」

勉強前だとこんな感じでしょうか。まずはじめにショックの定義について触れていきす。

<日本救急医学会より>

ショックとは、全身の急性循環不全であり、「生体に対する侵襲、あるいは侵襲に対する生体反応の結果、重要臓器の血流が維持できなくなり、細胞の代謝障害や臓器障害が起こり、生命の危機に至る急性の症候群」

と定義されています。ここで重要なのは「全身の急性循環不全であること」です。ショックについて勉強している方は、血圧が低下することをご存じかもしれません。注意すべきは全身のため、局所的に起こる、または循環に影響がないものはショックと分類されることはまずないでしょう。

Ryo
Ryo

ショックの成立についてはかなりややこしくなります。

豆知識で知っていたい!もっと深く勉強したいという方は下を読んでください。

国試に必要な知識をまず入れたい!という方は次のショックの5徴候まで読み飛ばしてください!

ショックの成立についてみていく前に、血圧についての確認をしましょう。

各臓器に血液を送る元となる圧のことを灌流圧(かんりゅうあつ)と言います。この灌流圧は血圧に依存しています。

では血圧を決めるのはというと、末梢血管抵抗×心拍出量ですよね。

通常時、末梢血管抵抗が低下すれば心拍出量が上昇し、心拍出量が低下すれば末梢血管抵抗が上昇して血圧は維持されています。

しかし、ショックとはこの支え合っている血圧の関係が破綻することです。

血圧の関係が成立しないと、灌流圧は低下し、灌流圧によって届けられていた各臓器の酸素は供給量が著しく低下します。そうなると、体内の酸素不足と同様のことが起きるため、嫌気代謝が亢進されます。

嫌気代謝では乳酸などが蓄積することで体内は酸性へ、つまりアシドーシスへと変化していきます

体内がアシドーシスになると、細動脈は著しく拡張しますが、細静脈は拡張しにくくなります。

そのため毛細血管のうっ滞や血管外濾出(ろしゅつ)が起こり循環血液量が低下していきます。

結果、細動脈と細静脈の間に短絡が形成され、更に循環不全を進行させるという悪循環がショックの全体となります。そのため、分類上いくつかのショックに分類されますが、おおもとは心機能と血圧の関係の破綻であると言えます。

ショックの5徴候(5P`s)

でました国試のド定番!!5徴候!!早速見ていきましょう。

Ryo
Ryo

国試で3大、4大、5大といった問題はサービス問題にしか見えませんよ!さらっと点数アップを目指しましょう。!

①蒼白(pallor)

②虚脱(prostration)

③冷汗(perspiration)

④脈拍触知不能(pulsessness)

⑤呼吸不全(pulmonary insufficiency)

ショックの機序と合わせて5徴候を覚えようとするのは少し難しいと思います。

なぜ?という疑問はごもっともですが、解剖生理を勉強し続ければ線の知識になります。まずは5徴候を覚えることに時間を使いましょう!

その他にもショック時に見える症状はありますが、新人看護師や看護学生さんはまず顔面や皮膚の蒼白、冷汗の訴え、もし常に血圧を測定している方ならこの3つがある時点でショックを疑い、ナースコールを押して先輩に助けを求めましょう。

間違っても、「血圧計持ってきます!」とその場を離れて、ナースステーションで声をかけるか相談する…なんてことは止めましょう。

ショックは命に関わります。1秒を争うことも珍しくありません。可能性を感じたらすぐに支持を仰ぎましょう。

Ryo
Ryo

ショックは心停止の一歩手前!!

迅速な対応のために、人と知識を素早く集めましょう。

ショックの分類

ショックを分類していきます。大きく分けて4つに分類され、うち1つをさらに3つに分けれます。

下の表を覚えていきましょう⇩

Ryo
Ryo

それぞれショックが起きた際の初見は異なるので、Ryo流勉強法 (覚えやすいもの、覚える数が少ないものを確実に覚える戦法!)で一つずつ覚えていきましょう。来年の国試の基盤になるので、スルーしないように!

血液分布異常性が3つに分かれているのが分かりますね。おススメの勉強方法は、上から順番に勉強していきましょう。

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どうしても勉強したくない!わかんない!というかたは下の箇条書きだけでも読んでイメージを付けましょう⇩いずれ基礎知識を増やして再挑戦してください!

循環血液量減少性→循環血液量が減るもの!

心原性→心臓が原因の血液送り出せないもの!

心外閉塞・拘束性→心臓付近で、間接的に血液を送る邪魔になっているもの!

敗血症性→感染する!

アナフィラキシー→Ⅰ型アレルギー反応

神経原性→痛い!つらい!からのショック

イメージとしてはこんなものだと思います。もちろん、これだけ覚えていてもショックを暗記したことにはなりませんが、堅苦しい文字ばかりの勉強の息抜きになれば幸いです!

分類別所見

ショック時の初見も見ていきましょう。それが下の表になります⇩

特に覚えてほしい箇所に矢印の色を変えてあります。はじめにイメージの話ででた血圧はどれも低下することが分かりますね。そのためかショック=血圧という認識があるのかもしれません。

ショックの中でも王道である循環血液量減少性ショックについて確認したい方はこちら⇩

まとめ

今回は表を見ての勉強という形をとってみました。人により覚え方は異なりますが、ショックは単純に暗記量が多いと思います。また、分類別の特徴にはまだ触れていません。膨大な量になるため、まずは分類と最低限の特徴から覚えることをおススメします。

個人的にしていた勉強方法を振り返っても、いくら正しい内容・データを書かれていても、長すぎるホームページは読む気が無くなってしまいます(笑)

読み手のニーズに合うようなブログを作っていけるように精進します。

以上!

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