看護師1年目の離職率とは?1年目で辞めるメリットとは?

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看護師1年目の離職率とは

日本看護協会曰く、2017年の一年目の離職率は7.5%だそうです。

過去をさかのぼってみても、7%台が数年続いています。

つまり、100人の同期がいる場合、一年間経たずに辞める看護師が少なくとも7人はいるという”事実”があります。これを同時期に国家試験を受けた人数に当てはめると、約6万人の合格者のうち、「4500人」が一年たたずに病院を辞めていることになります。

これが事実です。

一年目の離職する傾向として

・病床規模の小さな病院ほど離職率が高い

・国立より民間病院のほうが離職率が高い

などいろいろありますが、皆さんが気になるところはそこではありませんよね。きっとこう考えるでしょう。

私の同期ではまだ誰も辞めていない。自分が一番に辞める勇気がない。

辞めた先が決まっているなら別として、今やめることに抵抗もある。けど辞めたい。

おおよそ的を射てると思います。

1年目に絞れば7%台ですが、年齢問わずに離職する人はこれよりも増えます。その数なんと10%超え

病院で働いている全職員で見ると驚異の「17%~18%

この数値を見てどう思いますか?100人いる中で17人が1年で辞めます。そのうち新卒看護師は7人です。病院は看護師の数が一番多いのですから、違和感はありませんよね?

実はこの数値を調べて、離職する決意をしたのが僕です。

当時Ryoの
当時Ryoの

同期ではまだ誰も辞めていないな…

調べたら全国ではこんなに辞めているのか!SNSでも次々と辞めました報告が…そうか、同期数十人という母数で見ていた自分が狭かったのかも?

はい、この思考に切り替わってからかなり気持ちが楽になりました。

ただし!安易な離職は危険を伴います。そこで、次の章で詳しくメリットを見てから水面下で動く準備をしていきましょう。

看護師1年目で辞めるメリットとは

一年目で辞めるメリットなんてあるの!?と思う方もいるかもしれませんが、モノのとらえ方によっては十分にメリットとなりえます。むしろ早めに行動してよかった…と後々思えることも。

早速メリット→デメリットの順にみていきましょう。

メリット

・早く辞めることで精神的苦痛から解放される(うつ病などのリスク回避

・夜勤や三交代制などによる不規則な生活から脱出できる(一般社会人は決まったサイクルがある)

・国家資格=病院勤務という枠組みを外れる(予定)で、ほかの選択肢が見えてくる

・他人の命を時給1500~2000円程度で預かるという責任から解放される

メリットを詳しく見ていきましょう。

1年目で辞めるメリット①精神的苦痛

早く辞めることで精神的苦痛から解放される(うつ病などのリスク回避

ここでは僕の実体験をお話しします。

看護師1年目、8月ごろからかなり退職や休職するかを迷っていました。身体的、精神的な特徴を例に挙げてみます。

その理由はこちら⇩

・夏ごろになると同期との差が顕著にわかるようになる

・同期の中で一番できないと先輩看護師から標的にされる

・幻聴や不眠、食欲の著しい増加、減少を繰り返す

・ある日突然に、玄関で靴を履けたのに扉から出られなくなってしまい、気づいたら始業時間を超えていて無断欠勤扱いになる

・サイレンの音、おおよそ30代以降の女性がスーパーなどですれ違うだけで嘔気がするようになる

・風呂やトイレがおっくうになる

・休日は次の仕事のための準備期間で終わる

・常に課題と時間に追われる生活が続く

ぱぱっと挙げただけでもこのくらいでしょうか。

当時の心境は…⇩

Ryo
Ryo

まだどうにか巻き返せるはずだ…あ、早く〇〇しないと。

あとこれも〇日までだった…あと、あとは……

そうです、なんとかなるだろう、きっと1年間我慢していれば2年目になるころには成長できているはずだ。

そんな憶測に頼って、すがっていました。

精神学を学んだ看護師の皆さんは知っているはずです。うつ病や統合失調症といった精神疾患は他の疾患に比べて療養時間が格段に長いことを。

そしてその数年、下手をすれば10年以上の療養期間、どこからお金が出ますか?華の20代は?楽しい思い出は?

辞めること=悪だとは思いませんし、病棟看護師としてこの病棟で1年間は絶対にいないと人生が終わる…とでも思っていますか?

真逆です。

今やめなかったことで、今後数年間を棒に振る可能性があることも決して忘れないでください。

精神的苦痛は、数値やメーターがついているわけではないので、不明瞭です。ただし、これだけは覚えておいてください。

ぎりぎりまで頑張るのは良いですが、ギリギリのラインを見誤ると正常な判断ができない状態のまま将来を強制選択することになる」と。

つまり、辞める、辞めないは別として、余裕があるうちに転棟や転職を視野に入れた行動をしておいたほうが後々損はしないということです。だからこそ、使う使わないは関係なく、参考程度に就活サイトを登録することをお勧めする最大の理由はこれです!

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1年目で辞めるメリット②規則正しい生活

・夜勤や三交代制などによる不規則な生活から脱出できる(一般社会人は決まったサイクルがある)

・看護師として働き始めて、なかなか友達と予定が合わない

・日曜日出勤が嫌だ

・夜勤があると、睡眠サイクルがツライ

こんな思いを抱いたことはありませんか?

大学時代仲良かった友達は企業に就職し、立派にOLをしていて、休みの日は土日。遊ぼうにも看護師の私だけ集まれない…なんて経験、あるかもしれません。

サービス職は土日休みが少なく、一般企業は5連勤2連休が普通です。

僕もはじめのうちは「2連休なんてなくていいから、5日も連続して働きたくない(笑)」

という甘い考えを持っていました。皆さんはどうですか?

5連勤が嫌なのではなく、「病棟で働くのが嫌なだけ」なのではないですか?混合してはいけませんよ。

Ryo
Ryo

第一、1日休みばかりで遠出、お泊り、できません。

夜勤明け?疲れて死んで帰ってきます。当然、次の日は昼間で大爆睡

現実です。たまに、「一個上の先輩では1年目から夜勤明けでドライブして旅行行ってたよ」なんて話を聞くかもしれませんが、他人と体力が一緒のはずありません。少数派はどちらなのか?よく考えてみましょう。

看護師を休職・退職すると、普段の不規則な生活から解放されます。(無論、何の考えもなしに休むのだけはダメですよ!)

1~2週間、休んでみると「看護師として働いていた自分を客観的にアセスメントできるようになる」状態がやってきます。

・どうして毎日すぐ寝てしまうのか?

・一日の睡眠時間、質は良いのか?

・食生活が乱れていないか?

・部屋の掃除はできているのか?

・学生時代と比べて、何もかも犠牲にするなど楽しめる環境がまだあるのか?

・このままの生活が続いて、先に何が待っているのか?

簡単に質問するとこのように出てきますよ。他にも気になることがあれば自分でゆっくり考える時間を作ってみるのもありだと思います。せっかくの休みの日にそんなことしたくない…?1時間もあればアセスメントは十分です。行動するとしないが実はここから始まっています。

少し厳しい意見かもしれませんが、与えられた環境に文句を言うのは自分が行動してからにしましょう。

社会では環境は与えられるものと自分で作るものがあります。前回の記事で話した環境要因と自分要因です。

あなたはどちらに努力をしますか?

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1年目で辞めるメリット③視野が広がる

・国家資格=病院勤務という枠組みを外れる(予定)で、ほかの選択肢が見えてくる

これはかなり将来に響く内容です。

専門や大学の看護科を受験するときに想像していたのは、「病棟で働く看護師」です。同じく、実習や勉強中に学んでいることも、基本t系には病棟で働く前提で作られています。

では質問です。

あなたは看護師という資格を持っている人が、病院のほかにどこで働いているか知っていますか?

ちらほらと出るかもしれません。これもいずれ記事でまとめようかなと検討しています。

例えばこちら⇩

・クリニック

・透析センター

・採決センター

・訪問看護

・看護教員

・塾講師

・保育園や幼稚園

・老人ホームなど

・派遣

・ツアー

・テーマパーク

・美容クリニック

これは近場で実際にいた方の話ですが、看護科卒業と同時に通っていた大学に就職したという人もいます。看護教員の補助という形で経験を積み、いずれは教授になることも夢ではないでしょう。

また、同期では美容クリニックの就活をしている子もいました。臨床が苦手でも、教育や救急対応に絞れば活躍の場は十分にあります。

最近注目しているのは「産業看護師」と呼ばれる企業に就職する看護師です。産業看護師は健康診断後のフォローを行ったり、社員一人一人と面談を行うことで会社全体の健康管理を担っています。産業看護師についてもいずれまとめた記事を書きたいと思っています。

Ryo
Ryo

産業看護師は臨床経験なしで就職できる人もいます。どこでもはじめは勉強になると思いますが、病棟とは違った学びがあるかもしれないですね。

 

 

1年目で辞めるメリット④責任と金額の差

・他人の命を時給1500~2500円程度で預かるという責任から解放される

毎日8時間の勤務、月に20日働く単純計算をします。(日勤のみ)

8×20=160時間

看護師一年目の手取りは大卒、専門により多少差はありますが20万前後ですので

20万÷160時間=1250円

もちろん、手取りで計算しているので低いです。本来なら、様々な税金などで引かれるため、月収は27万前後と言われています。

27万÷160時間=1687円

夜勤手当がついたり、他手当をつけたとしても時給は1500~2500円に収まるでしょう。

これが時給換算した場合の看護師の数値です。

どう思いますか?

これには前残業、残業代、含まれていません。サービス残業、ほとんどの病院があると思います。

毎日自分一人で何人の患者を受け持ちますか?

失礼な考え方かもしれませんが、人の命を預かる時給としては安すぎるのでは?と大学生時代から考えていました。

なぜ他の仕事のほうが高いのか?

命の最前線に立たされ、コロナウイルスなどで院内感染が出ようものなら全力でたたき上げられるような環境。

納得しろというほうがおかしいです。

「看護はサービス業。患者からのありがとうが大事。お金ではない。」

こんなきれいごとを言う人もいます。もちろん、本心から言っている人ならそのまま働いてください!看護師の鏡です。

ですがそれを1年目に強要してくるのはお門違いです。価値観はそう変わるものではありませんし、労働にはわかりやすい給料という数字があります。数字に見えないものばかりを押し付けられる側の身になることはできないのでしょうか?と毎度考えています。

崇高な思考を持つ新人看護師ばかりではありません。こんな内容をぶっちゃけて記事にするくらいの人もいます。

時給1500円なんて、パチンコ店が閉店後の掃除する代金と大差ありません。しかもアルバイトの掃除する時給と同じ、どう思いますか?

人には人の価値観、考え方があります。ただ、僕の中では「割に合わない」専門職だと思っています。

看護師1年目の給料事情と、それに見合わない対応、責任…それでつぶれる人も中にはいます。

人それぞれに、見えないキャパシティ(容量)が存在します。

・自分のキャパシティはどのくらいあるのか?

・あとどのくらい残っているのか?

・どんな対応で容量を増やすことができるのか?

それは本人しかできませんしわかりません。20年余り育ってきた環境は人それぞれで、当然心のキャパシティも違います。

日本人の美点として「0-100で選ばず、50をとる」という点があります。

簡単に言えば「みんなと一緒」「無難」「当たり障りのない」というイメージです。美点でもあると同時に、それは足を引っ張りかねません。

同期全員が同じキャパシティのはずがありません。その中からあふれ出る人が出てきます。そして去っていき、母数が減る。またその母数の中からあふれて去っていき、減った人数の中で平均が決まる。

実はこの繰り返しです。

みんなと一緒に…という気持ちはわかりますが、他人に合わせているだけでは環境はおろか、何も変化せず精神的苦痛を持ち続けます。

まずは、自分の持つ責任を「自分一人」で支えられるに値するのか?考えてみてはいかがでしょうか?

そう考えると、早めに辞めることも悪くないと思えるはずですよ。

まとめ

ここまで看護師一年目で辞めるメリットを紹介してきました。なぜメリットとなりえるのかわかっていただけたら幸いです。

次の記事ではデメリットについて解説していきます。メリットのみではなく、デメリットも目を通しておきましょう。

この記事で伝えたいことを一言で表すなら…

環境を変えるなら行動あるのみ。行動するなら(精神が病む前の)判断力があるうちに考えをまとめるべし!

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