この記事を読むメリット
・103回午前5問に出る4つのカタカナワードを勉強できる
・関連したURLから別途国試頻出ワードについて勉強できる
ノーマライゼーション【国試過去問】
国試過去問から抜粋です。
全ての人が差別されることなく同じように生活できるという考え方を示している のはどれか
1.ヘルスプロモーション
2.ノーマライゼーション
3.プライマリヘルスケア
4.エンパワメント
正解は2のノーマライゼーションです。今回も国試頻出のカタカナワードを解説していきます!
ノーマライゼーションの意味・考え方とは
厚労省曰く、ノーマライゼーションとは「障害のある人が障害のない人と同等に生活し、ともにいきいきと活動できる社会を目指す」ことです。

障害の有無にかかわらず、みんな楽しい人生を送りましょう!ということですね。
これだけ見ると勘違いして覚えている学生がいますが、
・障害のある人が変わる
だけではありません。この文には、
・周囲の人間も変わる
ことが含まれています。
ノーマライゼーションを実現するにあたり、注目されているのがユニバーサルデザインとバリアフリーです。
この二つの違いを正しく覚えましょう。
ユニバーサルデザイン:誰にでも使いやすいようにする
バリアフリー:障害となるものを取り除く
ユニバーサルデザインの例を挙げてみると、「幅の広い改札機」があります。
もちろん、健常者も使いますし、大きな荷物を運んでいる人には大助かりですよね。当然、障害者限定!なんて文字もありません。
これは、障害の有無にかかわらず、みんなが使いやすいように設計されています。
他にも、牛乳には上にへこみがついていますが、他の飲み物にはへこみはありません。乳飲料と牛乳の違いを分けて、買い間違いがないように防止するユニバーサルデザインの一つです。
このように、ユニバーサルデザインは身近にあり、生活の質を支える形をとっています。
一方で、バリアフリーの例を挙げてみましょう。駅での点字ブロックの活用、車いす対応エレベータ、スペースの広いトイレ(多目的トイレ)などがあげられます。
障害により日常生活に支障が出るであろう部分に力を入れているものになります。
このように、ユニバーサルデザインとバリアフリーには違いがあるので、しっかりと覚えておきましょう。
国試範囲にノーマライゼーションが含まれており、ノーマライゼーションの中にユニバーサルデザインとバリアフリーが含まれている。ここに盲点があります。
それは…

たまに聞いたり、なんとなくわかっている気がするカタカナワードは、国試で集中力を途切れさせたり、悩みつまづく原因になりやすい!

プライマリヘルスケア・ヘルスプロモーション
プライマリヘルスケア、ヘルスプロモーションについては過去に記事を書いているので、こちらを参考に勉強しましょう!二つの明確な違い、比較をしているので勉強しやすくしてますよ!⇩

エンパワメントについては下の記事で勉強しましょう!
さらに下の記事には
・インフォームドコンセント
・リスクマネジメント
・コンプライアンス
・エンパワメント
の4つについて解説しています。国試頻出のカタカナをそろえているので、一緒に勉強してみましょう⇩
まとめ
ブログ内で他記事へ移動することが多くなりました。国試過去問の解説は同じ勉強を繰り返したり、似た言葉の勉強をしたり…
実はつなげて覚えていければそこまで多くありません。
・疾患
・法律
・統計
・形態機能
分野に分けて勉強する人もいますが、それでは非効率すぎます。関連した項目を勉強していけばいいのです。
試しに国試を一問解いてください。文章中、選択肢で明確に説明できない言葉を勉強しましょう。そしてまた知らない言葉、中途半端な状態が続いたら勉強する…このサイクルでほぼほぼかゆいところに手が届くと思います。
「楽をしたいなら、効率を優先する」
本当に実践できていますか?国試対策のスケジュール調整はできていますか?
もしできていない方はスタート地点にすら立っていません。9割受かる。逆を言えば1割は確実に落ちます。毎年6千人以上が落ちています。
小さなことからコツコツと。
こちらも一緒に勉強してみませんか?⇩
以上!
